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千田晃生さんの研究成果がGreen Chemistryに掲載されました

2024.07.16

SyDE院生の千田晃生さん(工学研究科 化学工学専攻 博士課程後期3年)の研究成果がGreen Chemistry誌に掲載されました。

また、Back Cover Articleに選ばれました。

【論文概要】

本研究では、緻密に分子設計された前駆体分子の熱処理より、従来では困難であった硫黄(S)含有量と炭素材料の特性(多孔性)がよく両立したS含有多孔性炭素材料の調製に成功しました。また、本材料を触媒担体として使用したところ、S種が単核Pt種のアンカーサイトとして働き、単核Pt触媒の調製を可能としました。さらに、得られた単核Pt触媒は、燃料電池のアノード極で起こる反応(水素酸化反応)に対して、優れた触媒性能を示しました。

ジャーナル名:Green Chemistry

論文タイトル:Rational bottom-up synthesis of sulphur-rich porous carbons for
single-atomic platinum catalyst supports

掲載日:2024/7/9

著者:Koki Chida, Takeharu Yoshii, Ryo Kawaguchi, Masataka Inoue, Fumito
Tani, Tatsuki Sobue, Shunsuke Ohtani, Kenichi Kato, Tomoki Ogoshi, Shoko
Nakahata, Kazuhide Kamiya, Hirotomo Nishihara

DOI: https://doi.org/10.1039/D4GC02055C

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