山野優大さんの研究成果がEngineering Structuresに掲載されました

2025.03.21

SyDE院生の山野優大さん（工学研究科・土木工学専攻・M2）の研究成果がEngineering Structuresに掲載されました。

【論文概要】

本研究では、異なる季節荷重や脚部不同変位を受ける送電鉄塔を対象に、3次元非線形有限要素解析を用いて部材損傷の進展や終局耐力の低下を検討しました。一連の損傷解析により、部材損傷は損傷原因や程度によって異なることが明らかになりました。また、損傷後の終局耐力低下を定量的に評価しました。さらに、損傷部材の交換や脚部不同変位解消による修繕を模した解析を行い、修繕後の強度回復効果を定量的に評価した。その結果、効果的な強度回復の実現には適切な修繕方法の選択と部材に生じる圧縮応力の解放が不可欠であることが示唆された。

ジャーナル名：Engineering Structures

論文タイトル：Nonlinear repairing analysis of damaged transmission tower under different seasonal loads and support movement: Assessment of repair measures and strength recovery

掲載日：2025/3/19

著者：Yuto Yamano, Kumpei Tsuji, Hiroki Mizoe, Tasuku Muroi, Yuki Yamakawa

DOI：https://doi.org/10.1016/j.engstruct.2025.120029