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千田晃生さんの研究成果がChemical Communications誌に掲載されました。
2021.05.28
SyDE院生の千田晃生さん(工学研究科 化学工学専攻 博士課程前期2年)の研究成果"Force-responsive ordered carbonaceous frameworks synthesized from Ni-porphyrin"がChemical Communications誌に掲載されました。
【論文の概要】
本研究では重合可能なエチニル基を有するNiポルフィリンの炭素化により、規則的にNi(Ⅱ)が配列し、非常に発達したミクロ孔を有する規則性カーボン構造体(OCF)を調製しました。さらに、得られたOCFは弾性変形が可能であることを世界で初めて発見し、応力により可逆的な相転移を可能にすることを見出しました。今後、弾性変形を利用したスイッチング材料の開発など、OCFを用いた新たな応用展開が期待されます。
ジャーナル名:Chemical Communications
論文タイトル:Force-responsive ordered carbonaceous frameworks synthesized from Ni-porphyrin
掲載日:2021年5月18日
著者:Koki Chida, Takeharu Yoshii, Kazuma Takahashi, Masanori Yamamoto,Kazuya Kanamaru, Mao Ohwada, Varisara Deerattrakul, Jun Maruyama, Kazuhide Kamiya, Yuichiro Hayasaka, Masataka Inoue, Fumito Tani and Hirotomo Nishihara
URL: https://doi.org/10.1039/D1CC01618K