千田晃生さんの研究成果がCatalysis Today誌に掲載されました。

2022.07.07

SyDE院生の千田晃生さん（工学研究科 化学工学専攻 博士課程後期１年）の研究成果"Synthesis and electrocatalysis of ordered carbonaceous frameworks from Ni porphyrin with four ethynyl groups"がCatalysis Today誌に掲載されました。

【論文の概要】
本研究では重合可能なエチニル基を有するNiポルフィリンの熱処理より、新たに2種の規則性カーボン構造体(OCF)を調製しました。既報のOCFと多孔性を比較すると前駆体分子中に導入されるエチニル基の数により得られるOCFのミクロ多孔性が制御可能であることが明らかとなりました。さらに、OCF中に規則的に固定化されたシングルサイトNi種(Ni-N4構造)は電気化学的水素発生反応に対して効果的な触媒作用を示しました。

ジャーナル名：Catalysis Today
論文タイトル：Synthesis and electrocatalysis of ordered carbonaceous frameworks from Ni porphyrin with four ethynyl groups
掲載日：2022年7月7日
著者：Koki Chida, Takeharu Yoshii, Mao Ohwada, Yuichiro Hayasaka, Joe Komeda, Ryota Sakamoto, Jun Maruyama, Kazuhide Kamiya, Masataka Inoue, Fumito Tani and Hirotomo Nishihara
DOI : https://doi.org/10.1016/j.cattod.2022.06.045